コミケで出店して写真集販売は儲かるのか?

仕事 販売

コミックマーケットで写真集を販売している人がいるが、写真集販売は結論から言うと儲からない人が大半。(そもそも同人誌の場合頒布と言う概念なので儲けるとダメな分けだが・・・版権フリーや著作権を得ている物、オリジナル等の話もあるので割愛)

今回はコスプレ写真集を例で説明

そもそも、コミケで写真集で100冊売るのは結構難しい。
その写真集を100冊刷るのに、24ページで1冊434円位かかる。
(下記を参照)
https://raksul.com/booklet/a4musen/offset_left-bind_24page_cover-coat_cover-thick_cover-4c4c_cover-pp-none_coat_standard_4c4c/
つまり100冊を刷って100冊売ると、印刷代を残すと56,600円が残る。

経費

かなり安めの構成で見積もってみた。
衣装も1着のロケ地1個の構成でも下記はかかる。
・衣装・ウィッグ・靴を用意して1着20,000円
・撮影に必要な小道具として5,000円
・スタジオ代1人5000円×2人=10,000円
・スタジオまでの電車賃2000円 ×2人=4,000円
・コミケの申し込み代8,000円
・コミケまでの輸送費・足代=5,000円
この地点で52,000円が経費で出る。

ここに撮影場所が2か所、衣装が数着になると経費はさらに倍以上になる。

作業時間は、どんなに短くても
・撮影場所をさがすのに数時間(下手したらロケハンに1日)
・撮影に1日
・編集に1日(レタッチに拘ると数日)
・販売に1日

好きだから作っている人が大半

100冊売るのにも大変なのに、100冊売った所で利益0

結局の所作品を作りたいと言う情熱をもって作ってる人が多い。
写真集の場合大量に売れる人とかは例外で1000冊作ると1冊の印刷の印刷代金が60円とかまで落ちおる。信じられられないが、100冊の倍の料金くらいで1000冊刷れてしまうのである・・・

なので大手になれば、かなりの売上げが出るのだけど、やはり売れるには理由があって、衣装のこだわりが多かったり、着数が多かったり、ロケーションへのこだわり等々・・・原価も増えてきたりする等々一概には図れない部分が多い。
なので写真集を作っている人は本当に好きだったり、情熱を持っている人が多いのだろうと思います!

僕も、たまにコミケの写真集制作に携わらせて頂いたりしてますが、自分の撮った写真集を手に持って帰ってくれてたりすると内心めちゃくちゃ喜んでたりします(笑)